トレード手法の勝率とエントリー機会の関係性
バイナリーオプションで勝つためには、勝率の高いトレード手法を実践することが必須なのはご存知だと思います。
あまり意識される機会は少ないですが、手法の勝率とトレード回数には密接な関係性があり、バイナリーオプションのトレーダーにとってこの関係性を考えることは非常に大切です。
そこで今回の記事では、バイナリーオプションにおける勝率とトレード回数の関係性についてお伝えさせて頂きます。
バイナリーオプション初心者が陥りやすいケース

バイナリーオプションを始めたばかりの初心者の方は、何かトレード手法を参考にする時に自分自身でも理解できるシンプルなトレード手法を使うことが多いのではないでしょうか。
初心者が使いやすいトレード手法
・視覚的にわかりやすくこれがこうだったらエントリーする
・チャートがこのようなパターンになったらエントリーする
このようなトレード手法を使っていて勝てることもあるとは思いますが、あくまでも初心者向けなのでずっと同じ手法を使ってると勝てなくなってくることが想定されます。
勝てなくなってくるとその手法に根拠を追加、それでも勝てないから更に条件を追加というようにどんどんエントリー条件が複雑化してきてしまいがちです。
そのような状態になってしまうと、エントリー条件追加しすぎて中々エントリーチャンスが巡ってこないということが想定されます。
条件が複雑な分、勝率は高いかもしれないですがエントリーチャンスが1日1回とかになってしまうと、勝ち続けることや大きな利益を上げるのは難しくなってしまいます。
勝率とエントリー回数の関係性

もちろん、バイナリーオプションで勝ち続けるためには「勝率が高くエントリー回数が多い」トレード手法が最も理想です。
しかし、手法を身につけるためにはある程度の知識や練習が必要なので、多くのトレーダーが勝率とエントリー回数どちらかに偏ってしまっている方が多いのではないでしょうか。
そこで「勝率が低くエントリー回数が多い」パターンと「勝率が高いがエントリー回数が少ない」パターンで起こりうることを紹介させて頂きます。
勝率が低くエントリー回数が多い
トレード手法の勝率が7割前後あってエントリー機会が頻繁に訪れるトレード手法で実践すると仮定します。
エントリー回数を何十回、何百回と重ねていけば稼ぎ続けられるように思えますが実際のところは理想通りに勝てないことの方がほとんどです。
取引画面とMT4の画面が違うのでエントリーのズレだったり、エントリー条件の見落としや通貨の見間違いといったヒューマンエラーが考えられます。
どんなに経験を重ねているトレーダーであっても、実際の勝率は手法の理論的な勝率から落ちることがほとんどです。
なので、いくらエントリー回数が多くても勝率が低くては勝ち続けていくのは厳しいと言えるでしょう。
ポイント
・理論値から実際の勝率は下がることがほとんど
・ミスや見間違いなどヒューマンエラーが発生する
勝率が高いがエントリー回数が少ない
エントリー回数が少なくても勝率が9割くらい確保できるトレード手法であれば、一見すると長い目で見た時に勝てるように感じます。
しかし、それは大きな間違いでいくら勝率が高いトレード手法であってもある程度のエントリー回数を確保できないと勝ち続けることは困難です。
勝率90%で1日1回くらいの頻度でエントリーチャンスがやってくるトレード手法があると仮定します。
ずっとチャートを眺めていてようやく訪れたエントリーポイントで負けてしまった場合、損失を取り戻そうと条件を完全に満たしていない無理なエントリーや、資金管理が疎かになり必要以上のエントリーをいれてしまいがちです。
また、来るかもわからないエントリーポイントのためにずっとチャートを見続けることは、非常に効率が悪く精神的にも疲れてしまいます。
ポイント
・負けてしまった時の資金管理やメンタルケア難しい
・トレード自体が非効率的
まとめ

今回の記事では、バイナリーオプションにおいて勝つために必要な勝率とトレード回数について紹介させていただきました。
自動売買であればエントリー回数が少なくても勝率が高ければ問題ありませんが、制裁トレードの場合ではある程度エントリー回数を確保することも大切です。
バイナリーオプションで勝ちたいのであれば、高い勝率でチャンスが多い手法を身につける練習をしたり、手法をいくつか持って状況に応じて使いわけられるようになることを意識してみましょう。