なぜインターネット上に落ちている手法では勝てないのか?について解説!

今回はなぜネット上に落ちている手法が勝てないのかについて解説していきます!
インターネット上で「バイナリーオプション 必勝法」などで検索をかけると出てくる手法はたくさんありますよね。
土日を使って手法の過去検証をして、月曜日から実際にトレードすると勝てなかったり、最初は勝てていても後に勝てなくなるといった経験はないでしょうか?
このような手法が勝てない理由は5つあります。
- インジケーターは終値計算
- マーケットクローズ時の激しい値動きや、ハイローオーストラリアの営業時間外の値動きを考慮していない
- 直近の勝率を良くするためにカーブフィッティングさせている
- 手法のルールが明確でなく感覚頼みになっている
- スプレッドを考慮していない
この5つを詳しく解説していきます!
1 インジケーターは終値計算
まずは、この話に関係する「始値」と「終値」について説明していきます。
ローソク足が始まった時の値を「始値」といい、ローソク足が確定し終わった時の値を「終値」と言います.

では、本題に入ります。
例えば「RSIが70にタッチしたらLowエントリー」という手法があったとします。
過去チャートではRSIが70に到達したら高確率で反発しているように見えるかもしれません、しかしそれは既に確定したローソク足のデータに基づいて表示されているRSI(ローソク足の終値)計算です。
つまり実際にリアルタイムで動いているチャートの場合、RSIも当然変動するので、過去チャートで見た時と同じような結果にはならないという事です。

例えばローソク足の形成途中では70にタッチしていても、ローソク足が確定した終値の時点では、70のラインにタッチしていない場合もあります。
終値を使って計算されているインジケーターを使うと、実際に見ているものと結果が異なります。
過去チャートを振り返っていて勝てているように見えても、実際では勝てないということが起こります。
これを回避する方法としては、終値を使った手法作る事になります。
ex] 00秒エントリー など
2 マーケットクローズ時の激しい値動きや、ハイローオーストラリアの営業時間外の値動きを考慮していない
右図の矢印のように、経済指標が来ていて相場が荒れてたり、0時またぎで(日本時間ではam.6:00)ローソク足の値が飛んで荒れているようなところや、ハイローで取引できない時間帯などで、勝率が高くなるような手法を使っていたとしても、実際には取引ができないので手法が使えません。
なので、しっかりと取引会社で取引できる時間に高い勝率を出せる手法を作らなくてはなりません。

3 直近の勝率を良くするためにカーブフィッティングさせている
カーブフィッティングとは?
過去の相場に合わせることです
右図のように、インジケーターのパラメーターを勝てるように調整していき、直近だけの勝率を良く見せているパターンもあります。
このような手法に関しては、過去の相場に最適化させてるだけであり、実際にトレードする未来の相場では勝てません。

4 手法のルールが明確でなく、感覚頼みになっている
これに関しては、満期などを今日の気分で決めてしまうなどです。
例えば、早めに反発しそうだから短め満期にしたり、反発するのに時間がかかりそうだから長め満期にするなどという、自分の感覚で決めてしまうと、過去検証などができなくなってしまいます。過去検証が出来ないとただのギャンブルトレードです。
また、しっかりとした勝率が取れないと、自信を持ったエントリーができないのでメンタル的にも良くありません。

5 スプレッドを考慮していない
HighLowオーストラリアの取引は右図に載っているように、Turboスプレッド、HighLowスプレッド、Turbo、HighLowの4種類の取引方法があります。

実はTurboスプレッドやHighLowスプレッドだけでなく、スプレッドがないはずのTurboやHighLowにも隠れてスプレッドが存在します。
右図のように現在レートと中間判定のレートが違う表示を見たことはありませんか?これがスプレッドです。
このスプレッドがある状況で取引を積み重ねていくと、トータルして10〜20%勝率に影響してきます。
なのでしっかりとスプレッドを考慮した上で、手法を作らなくてはなりません。

スプレッドで負けないためには、しっかりとpipsをとっていける手法を作っていくことが必要です。